魂は丸いんだって

昔描いたイラストの断捨離をしていまして
これは十数年以上前の作品でございます
昔々、何かの雑誌で「魂は、丸い」というコピーと共に
丸い鏡餅の写真がどーんと載っていまして
それを見た瞬間、私は衝撃を受けたのです

で、その後しばらくは憑りつかれたように
紙面を丸で埋め尽くす作品ばかり描いていました
たぶん50枚くらい
これはそのうちの一つです
最初は重なり合う丸を描いていましたが(三密の重なる円のような)
そのうちに一個一個独立した、上の作品のようなものになりました
色も、最初は丸に塗っていましたが、描いていくうちに
「魂は何色にも染まらず、周囲に色があるにすぎない」などと考えだし
やはり上記作品のように白く何色でもない丸を描くようになりました
でも今では最初に回帰して、重なり合う方がそれっぽい気がしています
「それっぽい」が何か、よく分かりませんけど…
そういえば最近も「魂の生まれるところ」とかいうのを描いてますね
原点はここにあったというか、あれから成長していないというか
(紙、色鉛筆)


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